【全米が泣いた実話!】リズ・マレー「ホームレス少女からハーバード大学へ」
ホームレスだった少女がハーバード大学に入学した話を知っていますか?
アメリカ最貧の街と呼ばれる「サウスブロンクス」という地で生まれたリズ。
生まれつき家庭も貧しく、父親は無職で母親は薬物中毒という両親。
主な食事は水に溶かしただけのシリアルと満足な物は食べられませんでした。
父は無職でしたが口癖のように「リズ、本を読め。学校には行けよ。」と言っていました。
そのため外のゴミくずをあさり、ボロボロになった本を読むのがリズにとっての楽しみでもありました。
ところが…さらなる不幸がリズに。
9歳のリズに訪れた不幸とは
当時なんとか生きながらえていたリズに、さらなる不幸が訪れました。
母は薬物中毒のため入院させられ、家庭では家賃が払えなくなりアパートを追い出されてしまうのです。
9歳だったリズは、その頃からホームレス生活をスタートすることに。
生きるために万引きもし、「お金ください」と物乞いもしました。
その後、リズの運命を大きく変える出来事が起きました。
母が死んだのです。
16歳のタイミングでホームレスとなった母と同じ年齢になったリズも同じような運命をたどるのかと
厳しい現実をつきつけられていました。
そんな時、ふとリズの頭をよぎったのが
「学校には行けよ。」という父の言葉でした。
人生を変える一歩を踏み出す
リズは、高校を卒業すれば何かが変わる。人生を変えたい。
そんな一心で入学金の要らない高校に入学を決心しました。
とはいえ、昨日までホームレスだった少女が授業についていけるはずなどなく、毎日勉強に打ち込むのでした。
日中は授業を受け、放課後は学費を稼ぐためにアルバイト、アルバイトが終わった後は授業に追いつくために深夜まで勉強。
そんな努力の甲斐あってか翌年には学年トップの成績に。
そして、成績優秀者のみが参加できるハーバード大学の見学にリズも参加したのです。
そこで見た光景は今まで見たこともない輝きを感じ、ハーバード大学への強い思いを持つのです。
ハーバード大学に行きたい
貧しいリズにとって、ハーバード大学に入るには奨学金を得るしか方法はありませんでした。
運良くニューヨークタイムズがその年から奨学金制度を始め、リズも面接をすることに。
面接は、「人生で克服しなければならない事」というテーマでスピーチするものでした。
そこでリズは、ホームレスであることなど自分の生い立ちを赤裸々に話したのです。
リズにとっての克服しなければならない事は、これまでの人生であることを本心から訴え、人生を変えたいと魂の叫びを伝えました。
そして….
奨学生発表の場にリズの姿がありました。
そうです。ハーバードへの切符をリズは掴んだのです。
そして、リズは壇上で「ハーバードに行きます。」そう強く決意表明しました。
ハーバード入学後
リズは、入学後臨床心理学を専攻し、大学でも勉強に励みました。
そして卒業後は、自分と同じ境遇の人たちを助けようとホームレスが通える高校を設立したのです。
ホームレスという言葉では言い表せられない程の辛い人生を送ったからこそ伝えたい言葉があると言います。
人生は環境では決まらない。どんな人間になりたいか、その意思が未来を決めるのです。
いかがだったでしょうか。
このリズの大逆転劇は「Breaking Night」というタイトルで著書にもなっています。
過酷な日々でも決して自分の人生を諦めなかった感動のストーリーです。
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